アニメとかゲームとか色々

書けるものから書いてく

終戦の日に向けて戦争関連の映画がいっぱいTV放映してたのでいっぱい見た

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗 [Blu-ray]

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硫黄島の戦いで撮られた星条旗にまつわる色々
父親たちの星条旗 - Wikipedia

この前、「1941」見てたから星条旗関連のゴタゴタがフィクションに見える件
本当に国債買わせるためにこんな事やってたんですかね?
月一ペースで空母繰り出してくる癖に「国債が売れないと銃弾も燃料も買えずに戦争が継続できない」みたいな事言われてもなぁ・・・
硫黄島の戦いの前の予備砲撃はケチったみたいですが。
戦闘シーンでは塹壕陣地の恐ろしさがよくわかる。
HoIでも強固な守り固めた島に上陸しようとすると、三倍くらいの兵力用意しないと海に叩き落されるからね・・・
上陸戦の悲惨さは203高地とか、プライベートライアンオマハビーチのシーンを思い出す。

あとは先住民族への差別意識に描写に力を入れてた。
こういう反省シーンが入ってるのは好感高い。



バルジ大作戦

バルジ大作戦 特別版 [DVD]

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第二次大戦の西部戦線末期のドイツによる反攻作戦の映画
詳しい話はwikipedia
バルジの戦い - Wikipedia

昔の映画だけあって乗り物に乗ってるシーンの合成臭さがあるのがご愛敬。
この頃のドイツ本土は空爆で地上部はボロボロだけど、地下に潜ってしぶとく抵抗を続けてる。
パンツァーリートはやっぱりかっこいいよね・・・
戦闘シーンは全体的に生々しいというかグダグダしい。戦車戦のシーンも一応あるがあんまりかっこよくないかな・・・
戦車はやっぱり大食いで燃費悪いね。兵站大事。超大事、
あ、ミリオタの間で有名な「NUTS!」のシーンもあります。
もし反攻作戦が成功して戦争が長引きそうだったら、西側は休戦に持ち込めてたのかな?
でも東側から攻めてくるやつらは休戦とかなさそうだから、どっちみちナチスドイツは消滅するな。


ここまでは思い出しながら書いてますがこっからは映画見ながら書いてます

Uボート

U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]

U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]

U・ボート (映画) - Wikipedia

(原題:Das Boot、英題:The Boat)確かに日本語で「ザ・ボート」って言われても潜水艦は出てこないわな。

(1981年・西ドイツ)って表記を見て、ハリウッドじゃない!&この頃はまだドイツ分裂してたんだ、と思う。
Uボート乗り4万名のうち3万名が戻らなかった」未帰還75%!
旧日本軍でも半分以上帰って来てるのにこの未帰還率は異常。
第二次世界大戦の日本兵の死亡率 - 歴史 解決済 | 教えて!goo

バルジ大作戦に引き続き、ここでも戦闘員の若年齢化を嘆くシーンが入ってる。
戦争開始直後はみっちり訓練が積まれた人間で勝ち進んでいても、戦争後半で経験の少ない人間が投入され、統計上の頭数は同じでも同じ戦力になると期待するのは危険。
急速潜航するとき乗員が前の方に集まって艦を傾けるシーンが面白い。意外とアナログだな。
フランス人の恋人がいる乗組員、この頃はフランスはドイツの占領下なのでそういう事もあっただろう。対独協力者とされた女性は戦後、丸刈りにされたそうな。
第二次世界大戦でのパリ解放でドイツ軍に協力した女性がリン... - Yahoo!知恵袋
フランスでも非国民!的な感情的なリンチはあった。

最近の潜水艦物と言えば常に潜りっぱなしでソナーで索敵なんかを行うイメージ。
この映画では通常時は水面まで浮上して望遠鏡で索敵を行い、戦闘時は潜望鏡深度でっていうぼやぼやしてると爆雷でやられる難儀な仕様。
水中から一方的に攻撃し放題とはいかない模様。
潜水艦って魚雷を発射するとき潜望鏡で確認しますから潜望鏡深度の浅... - Yahoo!知恵袋
敵の駆逐艦がソナーで探知するシーンはあった。最新兵器扱い。

スペインでの補給シーン。当時スペインはヨーロッパで中立を守り抜いた国の一つ。やや親独であったが「そのうち参戦する」とのらりくらりとした外交でWW2を切り抜けた。
中立国では当然軍艦への表立った補給は行えない。

クライマックスは・・・有名だけどここでは言わない。
こういうドラマがたくさんの潜水艦であったんだなぁ・・・



ヒトラー ~最期の12日間~

ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray

ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray

総統閣下シリーズでおなじみのアレ
2004年という事で比較的新しい。最近公開された「帰ってきたヒトラー」にもパロディシーンがあるらしい。

ゲルマニアの模型が出てきた
世界首都ゲルマニア - Wikipedia

誰も総統の命令に逆らわないのかと思ったら、側近の人たちはちょくちょく反論してる。まぁ言っても聞かないんだけど・・・

アハトアハト陣地に金髪ツインテール少女がいるとの前情報を入手しましたが、金髪三つ編み少女じゃないでしょうか。

例のシーンは39分あたりから。意外と早い。
左手がプルプル震えてるのはこのシーンだけじゃなくてその前のシーンからちょくちょく描写されてる。
総統閣下が激昂するシーンはこの後にもちょくちょくあった。素材豊富。

将校の襟元に付いてるっぺんの意味わかれば面白いのかな。SSだけはなんとなくわかるが。

このぐらい戦況が悪化すると上層部にも講和を模索する人間が出始める。
辞め時がわからなくなった戦争ほど恐ろしい物は無い



トラ・トラ・トラ

真珠湾攻撃のアレですね
「ワレ奇襲ニ成功セリ」

しばらく字幕映画だったから吹き替えなの凄い親切感ある。

軍事物は襟章に注目すると人物の階級が把握しやすい
日本は三つで大将、アメリカは4つで大将かな?

開戦に至るまでの描写が丁寧に作ってある。相手が常識的な判断をすると期待しすぎるのは危険。
緊張状態では譲歩と恫喝をうまく使いこなす外交手腕が求められる。

トラ・トラ・トラ」に寅さん出てきて笑った
www.youtube.com

この映画でも合成臭さがわかるシーンあるけど、戦闘シーンはCG使ってない分逆にリアリティがある。
ちょこっとだけどまともな空戦シーンある。多対多のまともな空戦シーンをもっと見たいよー



妖怪大戦争

妖怪大戦争 [DVD]

妖怪大戦争 [DVD]

これタイトルに戦争入ってるけど戦争物じゃなくない?
妖怪好きとしては原案に妖怪バカの名が連なってる時点でスルーできなかったよ・・・
スカパーの無料放送と言いつつなんか左下1/4に「スカパーと契約したらこの枠消えるよ!」が出っぱなし。私気分悪帰。
と思ったけどせっかく録ったんで見る。

魔人加藤出てきた!作者繋がりかよ!臨時外務大臣の人じゃない!
加藤保憲 - Wikipedia

だいぶふざけてるけどくだらないって事は無いレベル
根っからの妖怪好きなら楽しめるかと。水木御大のセリフで本筋に戻った感ある。



硫黄島からの手紙

硫黄島二部作の日本側。

バロン西こと西竹一も出てくるよ!西絹代のモデルだよ!

しかし制空権取られたら一方的にやられるしかなくなるな・・・
航空戦力の重要性!

ドイツの前線、アメリカの前線と比べると日本の前線の貧弱っぷりがヤバい。
もうちょいちゃんとコンクリートで固めた地下トンネルが欲しいし、今更手掘りもない。

同じ戦線でアメリカ側と日本側で見比べられるのは面白い。
これ見るの二回目なんだけど全編にわたって手紙を書くシーンがまんべんなくちりばめられてるのに気づく。
今時の戦場からはメールを送るのだろうか。



パットン大戦車軍団

1970、アメリカ

現地人が戦場の死体から金目の物はぎ取っていくってえらい戦場もあったもんだな。

「パットンは死ぬほど戦争が好きだったのである」って面白すぎる。

砂漠の狐」のロンメル将軍も有名人。ドリームマッチ感ある。

空爆シーンはやっぱり見せ場になりやすい。
爆撃機に向かって拳銃撃つシーンヤバい。こいつ本物の戦争狂だ。

戦闘シーンは戦車+随伴歩兵+航空支援で見ごたえがある。
大戦車軍団っていうからには大量の戦車で攻勢かけるシーンはあるのかな?

物理的な外傷のある傷病兵には優しいが、心的外傷の傷病兵には厳しすぎる。こいつ本物の
スキャンダルで閑職に追いやられるのも仕方ないね。

最期の方でバルジの戦いに絡んでバルジ大作戦と繋がった!

ドイツが片付いたらさっそくソ連とやりたがるのヤバい。こいつ本物の

閑職に追いやられはしたものの、後世の人気の高さは「パットン」の愛称がついた戦後戦車の多さからもわかる。
お前らどんだけパットン好きなんだよ。
パットン戦車 - Wikipedia

ちなみにブラッドレーは歩兵戦闘車の名前に
M2ブラッドレー歩兵戦闘車 - Wikipedia



日本のいちばん長い日

終戦時の内閣、鈴木貫太郎内閣の組閣から話が始まる。
鈴木貫太郎内閣 - Wikipedia

陸軍大臣、阿南。「陸軍としては海軍の提案に反対である」的なシーンが。

ルーズベルト死去からのドイツ降伏からの東京大空襲
戦況悪化の描写と戦争終結に向けて努力するよう陛下のお気持ちの表明。
ドイツみたいにあれこれ直接命令せず、方針を示して周りの人間が忖度して進めていくスタイル。
戦前戦中からずっとこんな感じ。

東条英機が登場するたびに「ヒデキ感激」と言う言葉が頭をよぎるHoI2AARクラスタの呪い。

ポツダム宣言からの原爆投下、ソ連参戦へ。
事態はいよいよのっぴきならない状況に。

ポツダム宣言受諾の聖断。交渉はスイスとスウェーデンを通して。
阿南大臣は降伏を選ぶが陸軍内の徹底抗戦派を抑えるために一苦労。
この映画は終戦決定してからが長いな。まさにタイトル通り。

しかし5.15と言い2.26と言いこの頃はまだクーデター起きやすかったんだな。
簡単にクーデターが起きないような落ち着いた国になるのが先進国の証か。

玉音放送で終了。戦争を終わらせるのに国内意見をまとめるのも一苦労。
歴史上の出来事の一つとして軽く流されることでも、裏で色々なドラマがあったことに思いを馳せたい。