屍者の帝国(映画版)見ました(ネタバレあり)
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2016/02/03
- メディア: Blu-ray
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- 作者: 伊藤計劃,円城塔
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/11/06
- メディア: 文庫
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予約してたBDが届いたので視聴
映画版見に行った人の感想からどんなもんか覚悟はしてたけど、やっぱり不完全燃焼感がある
映像としては素晴らしいけど圧倒的に尺が足りない。原作再現率は半分以下。
世界中を駆け回って要所要所をとりあえず抑えるのが精いっぱいで各地でのイベントがおざなりに・・・
ハダリーって元から機械人形だっけ?って思ったけど原作ではあくまで人間描写でしたね。
あそこまで精巧な機械人形作れるなら屍者化技術なんかいらんだろ!って突っ込みが・・・
音で屍者を操る技術も原作だともうちょい伏線はって推理して、明らかになるって感じだったのが、唐突に明らかになった感が否めない。
舞台が日本になったときに浮世絵風の絵になったのは凄かったです。
ラストシーンの演出、映像的には凄いんだけど凄すぎてSFファン的にはトンデモ感が・・・
リアリティを取って地味な絵面にするのが正しいのか、せっかくアニメなんだから豪華な表現にするのが正しいのか難しい所
粘菌の部分がバッサリ削られてたのが痛かった。ナノマシン大好き伊藤計劃の意思を汲むならそこは削っちゃあかんやろと。
カラマーゾフから十字架貰わなかったけどどうするのかと思ったら、ヴィクターの手記が代わりのアイテムになったのね
原作要素の半分も盛り込めないから雑に辻褄合わせしてる感が否めない。
「原作読む前の予備知識として見ておく」くらいのスタンスが正しいのかも
120分の尺なので30分アニメ4~5話分として、1クール13話のアニメになれば余裕をもって原作に忠実なアニメ化ができるのかな?
以下の記事を参考にしました。
docseri.hatenablog.jp